● SWOT分析もマーケティングの基本 マーケティングに関わる仕事で是非とも知っておきたい、というよりも、知っていて当然のフレームワークと言って良いものがSWOT分析です。
SWOT分析とは、一つのテーマについて、強み、弱み、機会、そして脅威という4つの方向から分析する方法です。
マーケティングの中でもメジャーな方法で、自社が置かれている状況などを知り、分析することで得られた情報から、より自社に有利な戦略を見つけるためのものと言ってよいでしょう。
SWOT分析の「S」＝強みとは、そのままの意味で自社が有している強み、セールスポイントに相当する部分のことです。
「W」＝弱みは、自社が有しているウィークポイントのことです。
強みばかりに気を取られがちな中で、弱みも知ってきちんと対策を立てることの重要性が分かるので、自社に最適なマーケティング戦略を探るのに役立ちます。
「O」＝機会は、自社が展開している事業にとってチャンスになり得る機会のことです。
どんな機会があるのかを知ることは、確実性の高い戦略との出会いを創出します。
そして「T」＝脅威ですが、これはそのままの意味で自社の事業を脅かす可能性のある存在についてです。
例えば、競合企業の台頭などはすぐ連想されますが、それ以外にも景気の低迷、需要の低下、法整備による影響なども考えられます。

● マーケティングとSWOT分析 SWOT分析を実際に行う際は、機会、そして脅威の部分から開始することになります。
正確に分析を行い、考えられる機会と脅威について考えた上で、他の要素についても順次検討していくと効率的です。
考えられるSWOT要素を挙げたら、さらにそれぞれの要素を掛け合わせたクロスSWOT分析を行いましょう。
その結果、自社にとって有益と思われる要素を洗い出し、最適なマーケティング戦略を打ち出すことで、真に成果の見える事業展開が可能になります。