人事部にCHOが必要なワケ

● 人事部にCHOを置くと良い理由 人事部にCHOを置くと良い理由 企業には様々な役職があり、近年では「CEO」「COO」といった外資系企業の肩書を用いるケースがとても増えてきました。
言うまでもなくCEOは最高経営責任者、COOは最高執行責任者、CFOは最高財務責任者のことです。
日本のすべての企業でこうした役職が採用されているわけではありませんが、特にIT企業やベンチャー企業、ワールドワイドな事業展開をする企業は、積極的にこのような役職を設けています。
これらに似た役職の「CHO」は、やや耳慣れない名称であり、どのような役割を果たす役職なのか知られていないこともあるかもしれません。
しかしCHOは重要性を増してきており、企業で働く従業員やその家族に大きな影響を与える立場です。
「CHO」とは最高健康責任者のことで、従業員とその家族が良好な健康状態を維持できるよう監督することが目的です。
従業員の健康状態は業績を大きく左右しますし、業務へのモチベーション維持にも関わってきます。
従業員の健康を維持するために、人事部内にCHOを置いている企業が増えているのは、実は業績アップへの近道として、大変賢い方法と言えるのです。

● CHOを人事部に設置することでのメリット  CHOを人事部に設置することでのメリット 人事部にCHOを設置すると、そこで働く従業員の健康状態の把握や管理が効率的に行なえます。
社内で従業員と最も密接な関係があるのが人事部なので、やはりCHOを設置するなら人事部がベストということでしょう。
CHOがもたらすメリットには、前述の業績アップやモチベーションアップの目的以外に、健康保険負担額の減少があると考えられます。
負担額を減少させるためには、従業員だけでなくその家族も健康であることが前提なので、トータルに大規模な健康維持活動が必要になります。
それを可能にするのがCHOの存在というわけです。
今後は、大企業を中心にCHOという役職が大きな役割を果たすのはもちろん、さらに企業に不可欠な役職として存在感を増すことは必至でしょう。